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『シャンプー台のむこうに』

『シャンプー台のむこうに(BLOW DRY)』(’00)
これは愛すべき一本。
なんかねー、キャストや構成が好きで、放送されていると何度も見ちゃう。

ヨークシャーの田舎町キースリーで、2000年度全英ヘアドレッサー選手権が
開かれるのがこのストーリーのはじまり。
田舎町を有名にしたいキースリー市長(ウォーレン・クラーク)と
選手権参加美容師たち(ビル・ナイをはじめ、
わかりやすいクセありキャラばかり←笑)のやる気っぷりとはうらはらに、
地元の反応は「たかが髪だろ?」とイマイチ…。

かつては優勝常連の実力者だったものの、
妻とモデルに駆け落ち(⁉)されてから気力をなくし、
理髪店の店主として淡々と日々を送るフィル役にアラン・リックマン。
←彼は苦虫を噛み潰したような表情がほんとに似合う~(笑)
元妻シェリー役にナターシャ・リチャードソン。
この女優さん(ヴァネッサ・レッドグレーブの娘さん、
またリーアム・ニーソンの奥さんでもありました)好きだったのですが、
2009年に若くして事故で亡くなってしまいました…とても残念。

二人の息子のブライアン(ジョシュ・ハートネット、地味な青年役が合うね)は、
父と一緒に理髪店を切盛りしているけど、
地元で華やかなコンテストが開催されるとあって、出場する気満々。
でも選手権にはチームで参加しなくてはならない。
ある秘密を抱えるシェリーは、「家族でチームを組み、参加しないか」と
フィルを誘うも断られる。出場申込〆切までせまっていく時間…。

ストーリーに?な点はいくつかあるけど
(駆け落ちしたシェリーは、なぜあえて元夫&息子の店の前に自分たちの店を
出したのか?とか、息子はそんな母を案外普通に受け入れているのね、とか)
そういう細かい所はあえて考えずに(爆)
ぜひこの映画では、
①ベタなライバル争いの様子(「この襟足のカットは…奴だ」byビル・ナイとか、
フィルの足の裏の素敵なハサミタトゥーとか)
②笑いの中に時折ほろっとするセリフ
③市長さんのヒートアップするハジけっぷり
(テンションが上がるにつれ、どんどん衣装が豪華になっていく)
に注目!

スネイプ先生のお茶目さが楽しめる一本です(笑)
あっ、スクリムジョール魔法大臣、フィルチさんも出てますよ〜。
by banoffi | 2011-08-13 19:42 | drama & cinema(UK)
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